火傷や靴焼けを防止するのが断熱材です。
巻き方にも色々ありますがその中の1つを実際にやってみます。
■ まず、用意するもの ■

マフラー
断熱材
ステンレス製の針金
バケツ・水
その他工具類

今回は、キジマ製の25mm幅 5Mの断熱材をチョイスしてみました。
主に25mmと50mmのものがありますが、好みによって選んで下さい。
■ 断熱剤を水に濡らす ■

断熱材をそのままマフラーへ巻こうとすると、
100%と言ってよいほど滑ってしまい
上手く巻くことが出来ません。

そこで、水の中に入れて断熱材を湿らせます。

この方法を知らない人が実に多いのが現状です。
それでも頑張って巻こうとする人が多いです。
これは是非覚えておいて下さい。
断熱材が十分に濡れたら実際に巻きに入ります。

まず最初、一周半以上巻き付けたら
ステンの針金で完全固定します。

肝心なのは断熱材も針金もしっかり強く巻きつけ、
ほどけてこないようにします。
その後、等間隔で巻き付けていきます。

そして、巻き終わり部分も針金でしっかりと
固定します。

これだけで乗ってる人も多いですが、
ほどけてこない為にも次のステップへ行きます。
最後に、針金をクロスして巻いていきます。
この作業はハッキリ言って難所です。クロス状に巻いていくこと自体は
たいして難しいことではないのですが、針金が曲がったり歪んだりと、
「綺麗に巻く」ことが大変難しいです。
新品の綺麗な一切の折れや急な曲がり、歪みがないものを使いましょう。

これが出来れば完成です。
今回は地味な作業で時間もかかってしまいました。

左の画像のようなクランプを使えばとても簡単です。
どのように固定するかは、見た目のことも考え
ご自信で決めて下さい。
今回、フロントは断熱材を使いましたが、
リアは左下のハリケーン製のヒートガードを付けました。
値段的にほぼ同価格の為、どのように熱をさえぎるかは好みです。
右下は以前使っていたものですが、スパナをヒートガードにしてみました。
今回は、断熱材 : 約4.5M  針金 : 約6M の使用でした。
■ 注意 ■

断熱材がほどけると、脚やタイヤ、チェーンなどに
絡み付くことがあります。その為、しっかりとした巻き方と
固定方法を学んでから付けて下さい。

針金は必ず新品を使って下さい。
お薦めは錆びないステンレス製です。
そして、針金は細くてしっかりしたものを選んで下さい。
太いものを使うと丈夫ですが、マフラー熱が針金へ伝わり、
それで靴などを溶かしたりする場合があります。

断熱材は基本的に熱を完全にシャットアウトしません。
見た目での迫力は増しますが、実用性にかけます。

※ 最初の走行時に、煙が出たり焦げ臭かったりしますが、
これは初期焼けというもので心配は要りません。
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